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パラワンを飛ぶ

パラワン島内の移動にプライベートチャーターが向いている理由

地図で見るとパラワンはコンパクトです。でも地上では、曲がりくねった450キロの幹線道路、フェリーでの海峡越え、そして定期便の届かない場所が待っています。そのすべてを飛び越えるべき理由をお伝えします。

約7分で読めます

エルニドのバクイット湾で、ターコイズブルーの島のラグーンの入り口を守るようにそびえるカルストの岩塔
写真: Vyacheslav Argenberg, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

誰もが同じようにパラワンの旅を計画します。エルニド、コロン、場合によってはサンビセンテやポートバートンなど、2〜3か所を選び、同じ島々なのだから移動は簡単だろうと考えるのです。

ところが、実はそこがいちばん大変です。パラワンは細長いひとつの州で、背骨のように幹線道路が1本通っているだけ。空港はわずかで、州内の町どうしを結ぶ定期便はほとんどありません。地図では1時間に見える距離が、実際には半日がかりのバン移動になります。唯一有名な海路であるエルニド〜コロン間は外洋を渡るフェリーで、ドア・ツー・ドアでほぼ丸1日かかり、天候が悪ければそもそも出航しません。

プライベートチャーターなら、そのすべてが数分に縮まります。旅に付け足す贅沢としてではなく、旅そのものを取り戻すための計画の要として。

誰も計算しない休暇の算数

まずは数字から。差は歴然です。よく飛ぶルートについて、陸路・海路のドア・ツー・ドアの一般的な所要時間と、小型機の一般的な飛行時間を比べてみましょう。

ルート陸路/フェリーチャーター便
プエルトプリンセサ → エルニドバンで5〜6時間約45分
プエルトプリンセサ → サンビセンテ/ポートバートンバンで3〜4時間約30分
エルニド → コロン(ブスアンガ)外洋フェリーで4〜5時間約25分
プエルトプリンセサ → コロン(ブスアンガ)フェリー経由で丸1日、またはマニラ経由で逆戻り1時間未満

陸路・海路の時間は一般的な目安で、繁忙期や荒天時にはさらに延びます。飛行時間は機種や気象条件によって異なります。

これらのルートにはどれも実際に予約できる料金があります。上の表の筆頭にあるプエルトプリンセサ〜エルニド便をはじめ、料金つきのパラワン全ルートをご覧ください。

では、この数字を実際の旅程に当てはめてみましょう。プエルトプリンセサ、エルニド、コロンを巡る7日間のパラワン旅行では、陸路と海路で移動すると最大2日間を移動に費やすことになります。7日間の休暇のうち2日、つまり30%近くを、バンの窓やフェリーの手すり越しにゆっくり流れる同じ海岸線を眺めて過ごすのです。

チャーターでしか存在しないルート

より根本的な問題は、陸路や海路が遅いことではありません。パラワンの多くの目的地の組み合わせには、直行する商業便がまったくないことです。

プエルトプリンセサからコロンへ飛びたい?定期便なら、たいていいったんマニラへ戻ってから出直すことになります。同じ島を300キロ北上するために、国を2回横断するのです。タイタイやクヨ、北パラワンの静かな海岸線にある滑走路へ行きたい?そもそも航空会社は飛んでいません。

チャーターなら話は逆になります。小型機ならパラワンの飛行場網をすべて使えます。プエルトプリンセサ、エルニド(リオ)、コロンへはブスアンガ、ポートバートンやロングビーチへはサンビセンテ、タイタイ、さらにクヨのような離島の滑走路まで。旅程は、航空会社の時刻表がたまたま結ぶ3つの点ではなく、本当に見たい場所を中心に描けるようになります。

たとえばサンビセンテ。滑走路はロングビーチから数分の場所にあり、そこでは国内唯一のビーチ降下地点でのタンデムスカイダイビングが穏やかな朝の空で行われています。陸路ならまだ車で移動している時間です。この旅についてはサンビセンテへ飛んでスカイダイビングする旅で詳しく紹介しています。

フェリーではなく、あなたのスケジュールで

エルニド〜コロン間の船旅を経験した人ならおなじみの流れです。早めに桟橋へ行き、沿岸警備隊が出航を許可するよう祈り、どちらにしてもその日の残りは諦める。雨季には欠航で1日以上足止めされることもあり、その影響はその先のホテル予約やアイランドホッピングツアーに次々と波及します。

チャーターなら出発はあなたが決めます。子どもがやっと朝寝坊してくれたからレイトチェックアウトしたい?フライトをずらせばいいのです。混雑前の午後のカヤンガン湖に間に合うよう、朝9時までにコロンに着きたい?朝8時発を予約しましょう。休暇に合わせて機体が動くのであって、その逆ではありません。天候に左右されたとしても、組み直すのは25分のフライトであって、失われた海の1日を取り戻すことではないのです。

費用は思ったより手頃です

プライベートフライトなんて別世界の話、と反射的に思いがちです。でもチャーターの料金は座席ごとではなく機体ごとで、しかもパラワンの区間は短いのです。5人家族や6人の友人グループで小型機を分け合い、「安い」選択肢に実際いくらかかるかを数えてみてください。プライベートバンの送迎、全員の丸1日分の移動時間、ときには両端での追加のホテル1泊、コロン区間ではグループ全員分のフェリー代。1人あたりの差はみるみる縮まり、その差額で買えるのは休暇の丸々数日間です。

さらに費用を抑える、通好みの選択肢もあります。エンプティレッグ(空席回送便)です。片道チャーターを飛んだ機体は、乗客なしで戻ったり回送したりしなければならないことがよくあります。運航会社はその座席を大幅に割り引いて販売します。機体も乗員も同じで、時間の柔軟性と引き換えに料金はほんの一部。パラワンの日程に融通がきくなら、プエルトプリンセサ、エルニド、コロン間のエンプティレッグは、フィリピンでもっともお得なフライトになりえます。現在の空席はエンプティレッグのページに掲載しています。

ささやかで人間的なメリット

  • 荷物の行方に気をもむ必要なし。ダイビング器材、ドローンケース、サンビセンテのロングビーチ用のサーフボードも、バンのルーフキャリアやフェリーの貨物の山ではなく、あなたと一緒に機内へ。
  • 2時間ではなく10分。小さなターミナルなので出発直前に着けば十分。歩いて機体まで行き、そのまま出発です。行列も搭乗グループもありません。
  • フライトそのものが観光に。バクイット湾のカルストの塔、リナパカン海峡のリーフ、コロンのラグーンを越えてパラワンの海岸を北上するルートは、遊覧飛行でお金を払って見る景色です。それが移動のついでに楽しめます。
  • さまざまな世代のグループにやさしい。祖父母、幼い子ども、船酔いしやすい人にとって、30分のフライトは5時間のカーブ道や揺れる海峡越えよりはるかに負担が軽くなります。

それでもバンが勝つとき

正直に言うほうが説得力が増すでしょう。時間に余裕のある1か月の旅で予算が限られた一人旅のバックパッカーなら、バンとフェリーの移動も冒険の一部であり、それが正解です。チャーターが真価を発揮するのは、時間がもっとも貴重な資源になるとき。1〜2週間の休暇、費用を分け合えるグループ、1日も無駄にしたくないハネムーン、あるいは定期便がまったく通わない場所を含む旅程です。パラワンを見るために8,000キロを飛んでくるほとんどの人にとって、時間こそがまさに貴重な資源なのです。

パイロットの目線でパラワンを

Avianは、プエルトプリンセサ、エルニド、コロン、サンビセンテ、タイタイなど、パラワン全域を飛ぶフィリピンの認定チャーター運航会社とあなたをつなぎます。ルートを検索して即時見積もりを取るか、オリジナルの旅程をリクエストして運航会社からの提案を受け取りましょう。

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